最近、人気のドライヤーはとても高価格だと思います。僕は、美容師なので、ドライヤーを使うことが一般の方よりも非常に多く、ドライヤーが違うだけで、ヘアスタイルの仕上がりが変わってくるし、時間短縮にもなるので、ある程度高価格でも、良いドライヤーであれば、迷わず購入します。
ただ、今まで、数千円くらいのドライヤーしか使っていなかったのに、急に2万円以上のドライヤーを購入するとなると、結構勇気のいる選択だと思います。しかし、それでも売れているのは、理由があるからだと思います。僕が働いている美容室のお客様で、高価格なドライヤーを購入されたお客様の評判も、とても高評価です。
このような高価格なドライヤーがどんな点でおすすめなのか、美容院で使ってみた感想をみなさんにご説明していきます。
ダイソン、ナノケア、ヘアビューザー、ソリスのドライヤーを比較してみました
お客様が購入しやすいという点から、とくにお客様から評判の良かったナノケア、ヘアビューザーのドライヤーを購入してみました。
その後、ダイソンのドライヤーが新発売され、「大風量」「低温」というユニークなドライヤーだったので購入し、さらに、スタッフが個人的に使用していた業務用ドライヤーの「ソリス」新型の「スイスパーフェクション」というドライヤーを導入して、4台のドライヤーを使い、お客様にヒアリングをしながら、試しました。
ダイソン、ナノケア、ヘアビューザーで使用テスト
僕が働いている美容院のスタッフの協力で、ドライヤーの使用テストを実施しました。このスタッフは、多毛、太毛、ややクセ毛で、広がりやすい髪質をしています。
ナノケアの使用テスト
説明書には、『ドライヤーからナノイオンが出てくることで髪にナノイオンが浸透してうるおいが出てまとまりのある髪に仕上がる』とあります。
ナノケアの使用後
『使用後の感想』
ナノイオンは実際には見えませんが…髪の毛の触り心地はGoodでした。
髪の毛はうるおいながらまとまりました。
いつもより頭が小さくなったようです。
持った感じは軽くて使いやすいです。
髪の毛の触り心地もGoodでした。
収納する時には2つに折りたためるのでコンパクト!
ヘアビューザーの使用テスト
説明書には、『遠赤外線で髪の毛の内部から乾かすことによりしっとり艶やかな髪に仕上がる』とあります。
ヘアビューザー使用後
『使用後の感想』
髪の毛の艶感はvery good!!
髪がしっとり柔らかくなりました。
3台の中で温度は高めです。
ダイソンの使用テスト
説明書には、『パワフルな風で乾かす』とあります。
ダイソン使用後
『使用後の感想』
パワフルな風No1!強風です。
風が全然熱くない!!
風が強いので早く乾かせました。
3つのドライヤーの比較
3つの写真を比べてみると微妙に仕上がりが違うと思います。ドライヤーが置いてある写真と仕上がりの写真の配置は、同じような配置になっているので、比べてみてください。
美容師の視点では、結構違いがわかります。毎日、何人もドライヤーを使って乾かしていると、ちょっとした違いでも分かるようになってきます。ヘアカラーの色味などでも、どんな色が髪に入っているかなど、一般の人にはわからない違いがわかってくるようになります。ただ、美容師ではない人が、この仕上がりの写真を見ても、いまいち違いがわかりづらいと思いますが、これらのドライヤーを使用してみると明らかに違いがわかりますよ!
ソリスの最新ドライヤー、スイスパーフェクションの使用感
このドライヤーは、美容ディーラーさんに頼んだ時になかなか手に入らなかったドライヤーです。一般のお客様が欲しいときに入手しづらい可能性があったので、ドライヤーの比較対象に入れなかったのですが、とてもいいドライヤーなので、使用感を話しておきます。
僕が働いている美容院で、数あるドライヤーの中でも一番と言っていいほどスタッフから選ばれるドライヤーが、ソリスのスイスパーフェクションです。もともとは、スタッフが個人で持っているドライヤーだったのですが、とても使い勝手がいいということでオススメされました。そして、お店で購入したところ、本当に使いやすいドライヤーでした。
このドライヤーは、ダイソンほど風量はないですが、かなり強い風量があります。また、ドライヤーの温度は他のドライヤーよりも少し低い温度です。あと、遠赤外線が出ているので、髪の内部から均一に乾かすことが出来るので、しっとりと艶のある質感に乾かすことが出来ます。また、温度が低い為、熱すぎたり、オーバードライなどのリスクが低くなるので、失敗しづらいドライヤーと言えます。そして、風量が適度に強いので、乾かす時間は、かなり短縮できます。
かなりメリットの多いドライヤーなんですが、他のドライヤーのように欠点もあります。まず、音がうるさい。美容院でこのドライヤーを1台使うだけで、小さい美容院であれば、まわりの音が聞こえづらくなります。また、電力が1400Wなので、一般家庭であれば、電源の確保に気を付けてください。これらの点が問題ない場合であれば、他のドライヤーよりも髪がきれいにまとまり、一番早く乾くドライヤーだと思いますので、手に入れたい人は、インターネットなどで探してみてくださいね。
まとめ
そのほかにも、ソリスという業務用メーカーのドライヤーを使ってみたり、ヘアアートのヘアドライヤーなども購入したり、もともとあったドライヤーも含めると6種類のドライヤーを数か月間にわたって使用してみると、ヘアスタイリングの仕上がりはかなり違いが出ました。
美容師は、職人肌なので、好みがわかれるかもしれませんが、一般の人が使いやすいドライヤーは、パナソニックのナノケアかヘアビューザーの家庭用のものがおススメです。
ダイソンのドライヤーは、初めてのドライヤーということもあって、完成度が低く、風量は強いけれど、温度が低いせいで、いまいち乾き足りなくなってしまったり、風量が強すぎて、ヘアスタイルがまとまらない可能性が高いです。また、温度が低いと、髪の負担は少ないのかもしれませんが、毛先がパサついた感じになってしまいます。
ヘアビューザーは、温度が高いのですが、髪がパサついた感じにはならず、むしろしっとり仕上がります。ただ、自分以外の子供などを乾かすときは、遠赤外線の効果からか、思った以上に熱さを感じると思いますので、注意が必要です。また、夏に乾かすときは、温度が高いので、汗っかきの人は、少し辛いかもしれませんね。クセ毛の方は、一番まとまるドライヤーだと思います。
もう迷って仕方がないという方は、総合力の高い、ナノケアがおススメです。ただ、お客様の使用率が高かったので、いろいろとお話を伺えたのですが、他のドライヤーよりも故障するのが早い傾向にあるようです。それでも、リピーターが多いので、ナノケアの利用者の満足度の高さが伺えますね。
ドライヤーを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す