なぜ、年齢を重ねるとクセ毛になるのか?

年齢を重ねていくと、「ボリュームが無くなってきた…」「クセ毛が強くなってきた…」という悩みのお客様が増えていきます。先日のアンケートでも「なぜ、年齢とともにクセ毛になったりするのか?毛穴の変形と聞いたことがありますが、クセ毛にならない人もいるのはなぜでしょうか?」という質問をいただきました。

クセ毛が出てきて、ヘアスタイルのまとまりがよくなったり、華やかな印象になったりすればいいのでしょうが、ヘアスタイルが決まらなくなったり、ツヤが無くなって汚い印象になっているようなので、困ったものですね。

なぜ年齢を重ねていくと、クセ毛になってしまうのか? そして、クセが強くなるのを防ぐ方法はあるのか? などヘアスタイルの悩みを解消するための方法を説明します。

 

クセ毛と老化

人はどんな方でも年齢を重ねていくので、老化からは逃げられません。そして、年齢を重ねるとクセ毛が強くなってしまうのは、頭皮の老化に原因があります。

ライオンや花王などの研究によると男女とも70%以上の人の頭皮に紅斑(炎症)が見られたという報告がありました。研究機関によっては、男性で90%以上も頭皮に炎症が見られたという報告があります。

人間は20歳を過ぎると、徐々に身体の機能が低下していきます。さらに、頭皮に関しては、紫外線の影響を受けることで老化が加速していきます。さらに、頭皮の乾燥などが起因になり、頭皮の弱い部分で目に見えない微弱炎症が起こります。

段ボール箱に腐ったミカンが一つあると、ほかのミカンが腐っていくように、部分的な炎症が頭皮全体に次第に広がっていき、慢性炎症を起こしてしまいます。慢性的に炎症を起こすことで、さらに老化が進んでいきます。このように頭皮の老化が進むことで、次第にクセ毛が強くなっていきます。

慢性的な炎症による老化が進んでいくと、頭皮の角質が厚くなっていきます。これは、頭皮のターンオーバーがうまくいかなり、正常に角質が剥がれなくなるためです。さらに、角質が剥がれないために、頭皮に蓄積した過酸化脂質が堆積してき、頭皮の炎症が悪化してしまいます。

クセ毛が強くなるのは、毛包が原因!?

毛包というのは、一般的には毛穴だと思ったらいいです。髪の毛は、毛穴の奥で生まれてきます。髪の毛が誕生するときは、まだ少し柔らかい状態なのですが、毛包を通りながら、頭皮表面に出ていくまでに、固まっていきます。毛包は刀で言うところの鞘(さや)のようなものなのです。

頭皮が慢性的な炎症を起こしていると、この毛包が萎縮したり、歪んできたりします。その窮屈で歪んだ状態の毛包に髪が生えていくと、柔らかい状態の髪が歪んだ状態で固まってしまいます。さらに、炎症を起こしている頭皮では、十分に髪の毛を生やすための栄養がいきわたらなくなり、キューティクルが薄くなってしまい、髪も細くなってしまいます。髪が不安定になってしまうので、きれいなしっかりとした状態ではなく、アホ毛と言われるようなツヤが無く、まとまりづらいような髪の毛になってしまいます。

頭皮の炎症を抑える

ここまで、「なぜ年齢を重ねていくとクセ毛になってしまうのか?」という問題を解説してきましたが、どのように対処していけば、「クセ毛」が収まっていくのかを説明していきたいと思います。

クセ毛の原因は、「老化」であると説明していきました。そして、老化が行きつくところには、頭皮の慢性的な炎症の問題があるということもご説明しました。ここまでわかると初めに取り掛かるのは、頭皮の炎症を鎮静させなければけないということですね。

頭皮を鎮静させるポイントは、

  • 抗炎症作用のあるシャンプー等を使う
  • 過酸化脂質を除去する
  • 頭皮を保湿する
  • 血流を促進する(代謝機能の改善)
    になります。

これらのポイントを満たすものは、シャンプーと頭皮の化粧水がお手軽でおすすめです。シャンプーは、グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症作用のあるものが入っていて、適度な洗浄力があるものがおススメです。市販のシャンプーのように洗浄力が強すぎるものを使うと、その後の頭皮は乾燥してしまうのでよくないのですが、洗浄力がマイルドすぎるものを使っても過酸化脂質が除去されなかったり、厚くなり過ぎた角質が除去できなかったりするので、よくありません。

洗った後に、頭皮のにおいがある程度無くなるものがいいと思います。頭皮の脂臭いにおいは、過酸化脂質が残っているということなので、この臭いが残るかどうかが洗浄力の目安になると思います。また、シャンプーの2度洗いで頭皮のにおいが無くなるようであれば、2度洗いしてください。シャンプー1度で臭いが無くなるものより、2度でなくなるくらいのほうが、ダメージヘアには最適かもしれません。

頭皮用の化粧水は、保湿だけではなく、頭皮の血行を良くする成分が入っていると思います。化粧水はタオルドライ後にたっぷりとつけてください。頭皮に化粧水をつけるのは、髪があってめんどくさくなりがちなので、細かく取り分けて、たっぷりとつけることが重要です。また、襟足付近のUラインは、とくに乾燥しやすい場所なので、たっぷりつけましょう!

ヘッドスパ

ヘッドスパは、頭皮に良さそうな印象がありますが、ほとんどの美容院で施術されるヘッドスパは、気持ちよさを追求しようと強くマッサージをし過ぎる傾向にあります。先ほども言いましたが、70%以上の方の頭皮は、目に見えない微弱炎症を起こしているので、強いマッサージでの刺激は、逆効果になります。

ヘッドスパの目的は、先ほど挙げた4つのポイントを改善するためのものです。「炎症を抑える」「過酸化脂質を除去」「頭皮の保湿」「血行の促進」を改善しなければ、頭皮の状態は悪化し、健康な髪の毛は生えてこないどころか、髪が薄くなり、クセ毛が強くなり、頭皮がかゆくなってしまいます。

頭皮も顔と同じようにデリケートなので、フェイシャルエステのような感覚でヘッドスパを施術してくれる美容室を探してみてください。ヘッドスパをしてもらう美容室選びは大切なので、評判の良い美容室やヘッドスパ専門店などを探してみるのがいいと思います。

頭皮の炎症を抑えるシャンプーのすすめ

頭皮の状態は、同じように見えても人によって違うので、自分に合ったシャンプーがあると思います。代謝機能が悪化していると言っても、代謝が早すぎる人と遅くなっている人など、一見同じように悪い状態でも正反対の状態のこともあります。そのため、良いシャンプーを使えば誰でも頭皮の状態がよくなり、クセ毛が改善するかと言ったら、そうでもないかもしれませんが、僕がお客様に使ってもらって、一番頭皮の状態がよくなったシャンプーをご紹介します。

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パルガ・ヘアソープ ソフト

販売:株式会社レラコスメチック
容量:250ml
価格:3,000円(税抜)

このシャンプーは、頭皮トラブルや炎症を抑えるのに効果的で、髪の状態もとてもきれいになります。ただ、使いづらいので、注意が必要です。人や髪の状態によっては、とても泡立ちづらいので、たっぷりとシャンプーと使ってください。泡立ちづらい人は、3プッシュくらい出してください。そして、シャンプーに使い慣れていないうちは、2度洗いをオススメします。基本、シャンプーは2度洗いが大切です。そのくらい、皮脂や過酸化脂質は取り除いておかないと、頭皮の炎症につながっていきます。

最後に…マッサージもクセ毛には効果的です!

あまり多くの説明をしてしまうとわからなくなるので、これまでのことを重点的に気を付けてみてください。髪がしっかりしてクセ毛が収まってきたり、髪がしっかりしてボリュームが出てきたりすると思います。頭皮の状態がよくなってくると生え際の産毛などもしっかりとしてきますよ。

また、今回はあまり説明できませんでしたが、マッサージも効果的です。毛包が柔軟になり、歪みも改善することから、年齢によるクセ毛が改善します。定期的にヘッドスパをされる方は、まとまりやすい髪を手に入れることが出来るでしょう。いろいろ試してみて、自分に合った頭皮ケアを探してみてくださいね。









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ABOUTこの記事をかいた人

和田 洋幸

『クセ毛や髪のダメージの悩み』を解決する美容室homey roomy(ホーミールーミー)で活動しています。美容の毛髪化学の「LSマスターコース」「LSドクターコース」の修学認定を頂いていて、ヘアケアに関しての記事を書いています。 髪の悩みや疑問がありましたら、遠慮なく聞いて下さいね。