縮毛矯正で失敗!!チリチリになってしまったら?

雨が降ったり、湿気の多い時期は、クセ毛の方にとって、とても辛い時期だと思います。

そんな時に、縮毛矯正やストレートパーマをかけることで髪が扱いやすくなり、ヘアスタイルがきれいにまとまったり、朝の準備の時間が短縮されて、とても快適に過ごせますよね。

ただし、縮毛矯正に失敗して、髪を痛めてしまうというのは本当に最悪な経験です。

髪をきれいにするために、縮毛矯正をかけてもらったのに、毛先や中間部分がチリチリになったり、根元が折れてしまい、かける前よりもバサバサのボンバー状態…。

このような状態になってしまっても、髪をきれいに治すことはできるのでしょうか?

僕は「クセ毛や髪の傷みの悩み」を解決することをコンセプトとした美容院で働いている美容師です。僕の働いている美容院には、他の美容院で縮毛矯正を失敗した方がいらっしゃることも少なくはありません。

そういったお客様が、どのようにして『チリチリの髪の毛』をきれいにしていったのかを紹介しながら、縮毛矯正で失敗した方の参考にしていただければと思います。

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縮毛矯正で失敗とは?

縮毛矯正を長年続けている方は、「縮毛矯正で失敗」がどんな状態なのか想像つく方もいらっしゃると思います。

一般的には、『縮毛矯正で失敗=髪が痛んで取り返しがつかなくなる』ということではないでしょうか。

そのような縮毛矯正の仕上がりに不満を持っている方の中でも、様々なケースがあると思います。

その中で、縮毛矯正の失敗の代表的なものを紹介したいと思います。

 

ビビり毛とは!?

縮毛矯正で失敗して「髪がチリチリ」になってしまうことを、美容師の間では『ビビリ毛』と呼んでいます。細かくウェーブがかったようになり、クシャクシャの状態の髪を言います。

毛髪は、カラー剤やパーマ液などで、限界を超えて痛んでしまうと、チリチリな状態になってしまいます。

こうなってしまうと、残念がながら、元の状態に戻すことは出来ません。

この状態になってしまったら、あまり出来ることはありません。

高価なハイダメージ用のシャンプー&トリートメント使ったり、洗い流さないトリートメントを使うことで、少しでもまとまりのある状態にすることが、ベターだと思います。

あと、ダメージケアの専門性のある美容院で相談するのが、一番安心かもしれません。

間違っても、失敗された美容院に行って、『縮毛矯正をかけ直してください!』は絶対NGです。

もし、失敗された美容院に行くのであれば、カットやトリートメントをすることで、少しでもまとまりの良い状態にしてもらいながら、数年間は髪の状態を気をつけながら、少しずつ髪を綺麗にしていきましょう!

根元が折れてしまった

縮毛矯正の薬剤を塗る時に、頭皮に薬がついてしまうと、上記の写真のように根元が折れてしまうことがあります。

頭皮の温度が高いことや、頭皮に薬が溜まってしまい、薬剤が過剰に反応しまうためです。

根元が折れてしまった場合でも、2つのタイプで対処の方法が違うので、ご紹介します。

根元だけがチリチリになってしまった状態

根元の折れてしまった部分が、『ビビり毛』の状態になってしまうことがあります。

なぜこんな状態になるかというと、地肌に縮毛矯正剤などのような強い薬剤がついてしまうと、髪に塗るよりも薬剤が溜まってしまうからです。

また、髪は室温くらいの温度で、濡れている状態であれば、室温よりも低い温度になりますが、頭皮は36℃前後で、熱量が大きいので、薬の作用がかなり大きくなってしまうからです。

『ビビり毛とは!?』でも話しましたが、この状態になってしまうと、残念ながら、元の状態に戻すことは出来ません。

根元がビビり毛なので、カットして少しずつまとまりの良い状態をするわけにもいきません。

ダメージケアの専門性のある美容院で相談することが重要です。

通常の美容院では、対処できる薬剤や知識、技術などはほぼ無いと思うので、「治してください!!」とお願いするのは、絶対NGです。

そして、これからの施術プランが重要です。

白髪染めを定期的に繰り返している方は、次の施術で、チリチリな部分をカラーすることになります。

通常のカラーをすると、その部分は、断毛する箇所も出てくるでしょう。

本当なら、カットして無くしていかなければいけない部分が、カットできないので、極力傷まないような施術プランを数年経てなければいけません。

このような状態になってしまう方は、ホームカラーをする方に多いです。

根元が折れてしまっている

この状態は、地肌に薬剤がついてしまったけど、チリチリな状態になるまで負担がかからなかった状態です。

そして、アイロンする場合に、毛束を多くとり過ぎてしまったり、地肌に対して垂直にアイロンを入れなかった場合に、根元が折れてしまうことがあります。

単に根元が折れてしまっている状態なら、次回縮毛矯正をすると、治ることもあります。

ただ、注意が必要なのは、地肌に薬剤がついていたということは、折れている部分は他の部分よりも確実に負担が大きくなっているということです。

根元の折れた部分は、次回の縮毛矯正の時なのか、数回目の施術の時か、または、ヘアカラーをした時などに、チリチリな状態になってしまう可能性が他の部分よりも高いということです。

出来るだけ、髪の負担の少ない施術プランが必要になるということです。

クセが伸びていない

髪を痛めること以外にも、お客様からすると、『クセが伸びていない』ということも失敗のひとつだと思います。

美容院でお客様と接してきて、クセが伸びていない場合にも、2つのタイプがありますので、紹介します。

薬剤の力が弱くてクセが伸びなかった

クセ毛をストレートにするためには、縮毛矯正剤を使って、髪を柔らかくしなければいけません。

髪を柔らかくした状態で、アイロンやブローなどの熱処理をすることで、クセ毛をストレートにすることが出来ます。

そのため、クセ毛の力よりも、薬剤の力のほうが弱い場合は、どんなにしっかりアイロンをしても、クセ毛はストレートになりません。

この状態の対処の仕方は、もう1度縮毛矯正をかけると修正できます。

1度縮毛矯正をかけているので、さらに強い薬剤を使う必要もありません。1回目に使った薬剤よりも弱い薬剤を使っても、2回目のほうがしっかりクセ毛を伸ばすことが出来ます。

『100%クセ毛が伸びている状態』を目指すということは、その髪にとって必要以上に強い薬剤を使っている可能性があるということです。

1度目の縮毛矯正は、少しクセが残る程度、2回目以降に1回目の結果を考慮して、薬剤を調整して、その人に合ったちょうど良い強さの薬剤を選ぶことが、出来るだけ髪を痛めないオンリーワンの縮毛矯正の近道です。

毛先が痛んで、うねったように広がってしまう

この状態は、『ビビり毛』一歩手前! 毛先がうねって広がっているのに、縮毛矯正をかければかけるほど、毛先が広がってしまいます。

この状態は、毛先のクセが伸びていないのではなく、髪の痛みによって、毛先がチリチリと広がってしまっているのです。

毛髪は、髪の中身が無くなってしまうと、髪の形状が保てなくなり、波打ったような状態になってしまいます。

毛髪内部の栄養分を補給し、疑似的なキューティクルを形成することで、少し髪の状態は収まります。

ただ、この痛んだ部分も、どんなにトリートメントをしても、元の状態に戻ることはないので、少しずつカットをして無くしていかなければいけません。

チリチリになった髪の対処の仕方

縮毛矯正で失敗してチリチリになった髪は、何とかしようとすればするほど、髪がさらに傷んでしまう要因になります。

これから、どのように対処していけば、髪のまとまりを取り戻せるのかをご紹介していきます。

カットして無くしていく

縮毛矯正が失敗して髪がチリチリになった方は、「どうにかしてまともな髪型に治してほしい!」と美容師さんにお願いしたいと思います。

ただ、本当に髪がチリチリのビビり毛になっている場合、一番の解決方法はやはりチリチリになって傷んだ髪をカットして無くしていくことです。

あなたが希望される解決方法とは違ってしまうかもしれませんが、『チリチリになってしまった毛髪部分をカットで無くしてしまうことが一番の良策』ということをどうか念頭においてください。

せっかく伸ばしてきたロングヘアがパーマの失敗によってチリチリに…。

「数年の期間をかけて伸ばしたんだから、なんとかして髪を切りたくないっ!」と思うでしょう。

しかし、一度チリチリのビビり毛になった髪の毛は修復できないのです。

ダメージが極限に達してしまった場合、切る以外の選択肢はありません…。

その辺りも含めて相談できる信頼できる美容師さんにアドバイスをもらうのが大切です。

信頼できる美容師さんがいない場合は、ダメージケアの専門性のある美容院のベテランの美容師さんに相談に乗ってもらうことで、失敗を少なくすることが出来るでしょう。

必ず、いい美容師さんと巡り合えるかはわかりませんが、経験が多いほうが、対処できる確率は高くなります。

でも、失敗する前に信頼できる美容師さんを見つけることが大切ですね!

特別な薬剤を使ってストレートパーマをかける

このトピックは、例外的な話をしますので、ストレートパーマで何とでもなるとは思わないでくださいね。

技術的に難しく、多くの美容室では、対応できない話をしていきますので、その辺はご了承ください。

パーマや縮毛矯正で失敗された方の中には、カットもできないようなひどい状態の時もあると思います。

髪の根元付近がチリチリになってしまい、そこをカットすると、坊主になってしまう…など、女性らしさを保てない状況もあるかもしれません。

これからお話しするストレートパーマは、最終的には、カットでチリチリな毛髪部分を切り落とすんだけどそこまで、なんとか恥ずかしさを半減するために誤魔化す方法です。

先ほども言いましたが、極限まで傷んだ髪のチリチリした状態は治らないんですが、ストレートパーマの薬剤をうまく使うとチリチリを弱く見せることが出来る場合があります。

チリチリは残っているけど、手触りがはじめより良くなったり、見た目の髪の収まりが少し落ち着いたりすることが出来ます。

これは、ほとんどの美容室でうまく対処できません。

特殊なパーマ液を使ったり、多くの美容室では、さらに失敗することが予想されるので、あまりオススメではありません。

「最善ではないけれど、このような方法もある」といった程度に覚えておいてください。

ヘナを使う

ヘナについてわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

気になる白髪染めのヘナを美容院の視点でご紹介します。

2016.12.15

ヘナを使うと、パーマや縮毛矯正が失敗してチリチリになってしまった髪には、僕の美容院での経験上、一番きれいに髪がまとまるようになります。

ヘナは、年配の方などの白髪染めなどに使われる、植物100%の染料です。

通常年配の方にヘナを使うと、髪にハリコシが出て、ボリュームが出ます。それは、ヘナの成分が、髪をコーティングして、引き締めてくれるからです。

髪は痛んでくると、水分を吸いやすく、ドライヤーなどで乾かすと乾燥してしまう、親水性の特徴になってしまいます。

この状態の髪は、水分量の調節が出来ない状態で、髪がバサバサとまとまりが無くなってしまいます。

しかし、ヘナでコーティングした髪は、水分を吸いづらくなり、ドライヤーなどを使っても水分が逃げづらい、疎水性の特徴になります。

そうすると、チリチリな髪が治るわけじゃないんですが、髪のまとまりが格段に良くなります。

ちなみに、痛んだ状態でヘナを塗ってしまうと、植物のポリフェノールの作用で髪が急激に引き締まって軋んでしまいます。

ヘナを塗る前に、髪にもともと存在するCMCという脂質がたっぷり入ったトリートメントを塗ってから、ヘナを塗ると、髪の軋みが少なくなり、髪の手触りが良くなりますよ。

縮毛矯正の失敗の原因とは?

縮毛矯正の失敗は、これを読んでいる方のほうがわかると思いますが、取り返しもつかないものになります。

ただ、僕が働いている美容院では、オープンしてから8年間、取り返しのつかない失敗になることは、ほとんどありません。

『縮毛矯正=痛む』というイメージがありますが、パーマなどに比べると、とてもリスクの少ない施術です。

縮毛矯正を失敗する時には、必ず原因があります。

これを踏まえておくと、失敗する確率がかなり下がりますので、ご紹介したいと思います。

ホームカラー

僕の働いている美容院に来店される、他店で縮毛矯正で失敗してビビり毛になった方の90%以上は、ホームカラーをしているという事実があります。

この事実から、ホームカラーはみなさんが思っている以上に、髪に負担がかかっているということです。

そして、ホームカラーをされてるお客様が、縮毛矯正をしたいと来店されると、みなさんが思っているよりも美容師は困ってしまいます。

そのくらい、1度チリチリの状態の髪になってしまうと「元の状態に治すことは難しい!」ということを念頭に入れてもらって、これから、どうすればきれいな状態の髪にしていけるかを考えていきましょうね。

ヘアスタイルをコロコロ変える

実は日本人は、海外の方よりもヘアスタイルを変えるようです。

ずっと同じ髪型だと飽きてしまいますし、ファッションに時代の変化があるように、髪型にも変化は必要だと思います。

ただし、髪のダメージには、際限があります。髪を痛めすぎると、髪はチリチリになってしまいます。

ここで言っているのは、
・髪を明るくする⇒暗くする⇒明るくする
・ウェーブのパーマ⇒ストレートパーマ⇒ウェーブのパーマ
・パーマやカラーの繰り返し
などのような計画性のないスタイルチェンジです。

このような施術歴のある方の縮毛矯正は、チリチリな髪になる可能性がグッと高まります。

髪に過度に負担をかけるスタイルチェンジではなく、カットによるスタイルチェンジも交えながら、ヘアスタイルを楽しんでほしいですね。

美容師さんの失敗

初めてかける縮毛矯正で、髪がチリチリになってしまうような失敗は、ほぼありません。

しかし、定期的に縮毛矯正をかける方には、適切な処理が出来なければ、髪が痛み、失敗に繋がることもあります。

髪が痛んでいたり、縮毛矯正の薬剤が強い場合では、同じような手順、同じ薬剤を使ったとしても、担当美容師さんによって、縮毛矯正の仕上がりが変わってきます。

そのくらい、知識や経験、センスによって差が出てきてしまうのです。

縮毛矯正の失敗の原因は、髪のダメージの蓄積によるものです。

これまでの施術での髪ダメージの蓄積と、その状態でありながら施術の決断をしてしまった、美容師の無謀な施術によって、髪がチリチリになってしまうこともあります。

縮毛矯正のメンテナンス

綺麗にかかった縮毛矯正の状態を長く保ちたいのならば、髪のメンテナンスが重要です。

何度も言いますが、縮毛矯正の失敗は、髪のダメージの蓄積によるものです。

髪のダメージが少なければ少ないほど、縮毛矯正で失敗してチリチリな髪にはならなくなります。

縮毛矯正には、どのようなメンテナンスが効果的なのかご紹介します。

家でのシャンプー&トリートメント

縮毛矯正に限らず、カラーやパーマをしていれば、家でのシャンプー&トリートメントは、とても重要になります。

美容室でトリートメントをすることよりも、ホームケアのほうが数段重要です。

その理由は、痛んだ髪は、元の状態に戻らないからです。

テロテロになったTシャツに、最高級の柔軟剤を使っても、Tシャツはテロテロのままじゃないですか?

毛髪も同じで、痛ませないように、洗う(シャンプー)ことが、一番大切な髪のメンテナンスになります。

美容院でのカラー

僕の働いている美容院に来店される縮毛矯正で失敗される方の90%以上の方が、ホームカラーをされているという事実がありました。

縮毛矯正をされる方が、ホームカラーをすると、髪が限界以上に痛みやすいということです。

縮毛矯正に失敗したくないのなら、美容院でカラーをされることをおすすめします。

また、『縮毛矯正の失敗=髪ダメージの蓄積』なので、毎回毎回毛先までヘアカラーを塗ってしまうと、ホームカラーをするのと同じ状態になってしまいます。

美容院でカラーをするにしても、髪のダメージを蓄積させないような施術をしてくれる美容院でないと、縮毛矯正をかけたときに、髪がチリチリになってしまいます。

まとめ

ここまで、長い記事を読んでくださって、ありがとうございます。

縮毛矯正の失敗=髪ダメージの蓄積ということは、わかっていただけたでしょうか?

重要なことは、これらの4点です。
・いい美容師さんを見つける
・ホームカラーはしない
・髪のダメージにつながる無茶な施術はしない
・家でのシャンプー&トリートメントにこだわる

長年クセ毛に悩まされ、縮毛矯正を繰り返している方のなかには、髪の痛みにも悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

うまく付き合っていくと、縮毛矯正は、髪の痛みのリスクが少ない施術です。

ぜひ、この記事を参考にして、ツヤのあるきれいなストレートヘアを手に入れ、素敵な日常を送ってもらいたいです。









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ABOUTこの記事をかいた人

和田 洋幸

『クセ毛や髪のダメージの悩み』を解決する美容室homey roomy(ホーミールーミー)で活動しています。美容の毛髪化学の「LSマスターコース」「LSドクターコース」の修学認定を頂いていて、ヘアケアに関しての記事を書いています。 髪の悩みや疑問がありましたら、遠慮なく聞いて下さいね。