「クセ毛は気になるけど毛先を遊ばせたいから、
縮毛矯正を行った後でパーマをかけたい!」
と考える人もいるのではないでしょうか。
・これはそもそも同時にできるの?
・出来るとしたら、
どんなところを気を付けたらいい?
こんな疑問への答えをお話していきますね。
縮毛矯正とパーマ、両方を行うことのメリットは?
縮毛矯正だけじゃなく、パーマをかけることに、
「えっ?縮毛矯正ってクセ毛ををストレートヘアにするんでしょう?
それなのに、どうしてパーマをかけるの?」
と思う方もいるでしょう。
でも、縮毛矯正をかけるとクセ毛は真っすぐにはなりますが、
クセ毛の方は、真っすぐにしたい人だけじゃありません。
クセ毛をまとまる髪にしたいだけの人もいるので、
毛先には動きのあるスタイルを希望される方もいるのです。
また、緩やかなウェーブヘアにパーマをかけたいけど、
縮毛矯正をかけないとパーマが強く出過ぎてしまうこともあります。
そのため、縮毛矯正とパーマを両方かけることには、
大きな意味があります。
縮毛矯正とパーマは、同時に施術はできるの!?
結論から言うと、
縮毛矯正とパーマは、同時に行うことも出来る場合もあります。
関連記事にも書かせてもらったのですが、
髪は、いろいろな施術でダメージが蓄積されると
最終的に、チリチリのビビり毛と言われる
「失敗した!」という状態になります(>_<)
そのため、そこまでダメージが蓄積していない髪であれば、
縮毛矯正とパーマの同時施術が出来ることになります。
また、縮毛矯正は、パーマの途中で、
アイロンで施術することが多いのですが、
そのせいで髪のタンパク質が熱変性を起こしてしまいます。
その状態の髪に通常のパーマ液を使うと
髪はうまく形状を保てないことがあります。
そのため、熱変性した髪にもきれいな形状で
パーマがかかる薬剤を使う必要があります。
このようなパーマ液は、ダメージが少ないことが多いので、
縮毛矯正と同時にパーマをかけるのに向いていると思います。
また、縮毛矯正をかける際の薬剤選定も重要です。
同時にかける際には、パーマのダメージと
これから1,2年の間に起こる髪の傷みも
予測しながら、クセ毛がまとまるけれども
髪の負担が最小限になるような薬剤選定が必要です。
ということは、出来なくはないけど
かなりリスキーな施術です(^_^;)
縮毛矯正とパーマは同時に施術できるが、傷みは避けられない…
縮毛矯正とパーマを同時施術することについてご説明してきました。
縮毛矯正は、新しく生えてきたクセ毛の部分だけに施術することで
きれいなストレートヘアを保つことができます。
逆にパーマは、髪の傷みが出やすい毛先にかけることになってしまいます。
そして、数か月してパーマが落ちて再度かける部分も
前回パーマをかけた毛先の部分になってしまいます。
ショートヘアのスタイルのように、
傷んだ部分をカットできれば、
パーマをかけ続けることは出来ますが、
ロングヘアに定期的にパーマをかけ続けると、
いつかは、まとまりの悪い傷んだ髪になってしまいます。
そのため、縮毛矯正とパーマの同時施術は、
そのヘアスタイルをずっと維持し続けるというよりは、
髪の状態が良いとき限定で、
どうしてもパーマをかけたい1回だけにするほうが
無難だと思います。
僕が働いている美容室は、
「クセ毛や髪のダメージの悩み」を解決することを
コンセプトにしていますが、
やはり、縮毛矯正とパーマの同時施術は、
あまりオススメしていません。
たまにウェーブヘアにしたいのであれば、
アイロンで巻き髪にするほうが、
髪の負担は少ないと思いますよ(*^_^*)
縮毛矯正とパーマの同時施術を希望の方は、
まずは、その日に施術を考えるのではなく
美容師さんとしっかり相談して、
一度しっかり考えてから、
別な日に施術するくらい
慎重なほうが、失敗しないと思いますよ!
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す