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市販の白髪染めのトリートメントカラーの真実とは?

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僕が働いている美容院では、市販で売っている白髪染めのトリートメントカラーについての問い合わせが多くなってきました。どうしても、白髪染めのヘアカラーをして数週間経ってしまうと、白髪が目立ってきてしまうので、手軽に家で、どうにかして白髪の処理をしたくなってきますよね?

数年前から、○○昆布トリートメントなどといった商品が出てきて、その後爆発的にトリートメントカラーの市場が大きくなってきました。家でシャンプーの後に、白髪の部分に塗って、しばらく時間をおいてお湯で流すという、トリートメントに近い感覚で毎日繰り返していると、ヘアカラーほどではないけれど、白髪がうっすら染まっていくという商品が出ています。

このようなカラートリートメントは、以前までは、一般の美容院では、あまり使われているものではありませんでしたが、僕が働いている美容院では、10年以上も前から使っているもので、髪への負担もありませんし、肌や頭皮への負担がとても少ないので、一般の人でも使いやすいものだと思います。

ただし、色味が入りにくく、一度の施術では、染料の色素が薄いので、美容院でメニューとして施術するには、お客様にとってわかりづらいので、白髪染めとして使うには、ホームケアとして、日常的に使ってもらうのに、適している商品だと思います。

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カラートリートメントとは?

ヘアカラーとカラートリートメントは何が違うのでしょうか? 一般の方に詳しく説明すると分かりづらくなってしまうかもしれないので、ここでは、簡単な違いについてご説明します。詳しく知りたい方は『カラートリートメントとは』と検索すれば、いろんな情報がわかると思います。

ヘアカラーとカラートリートメントの違いは大きく分けて、4つあります。

  • 髪が、痛むか、痛まないか。
  • 黒髪を明るく、出来るか、出来ないか。
  • 色素の持ちが悪くないか、悪いか。
  • 肌への刺激があるか、ないか。

 

髪が、痛むか、痛まないか

ヘアカラーは、アルカリ剤という、髪がとてもダメージを受けてしまう成分が入っています。このアルカリ剤のおかげで、髪が明るくなったり、髪の奥まで、カラー剤の色素を入れ込むことが出来ます。その反面、髪が痛んだり、頭皮に強い刺激があったりします。

カラートリートメントは、絵の具をイメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、髪の表面に色素を付着させるだけなので、特にアルカリ剤のような髪や頭皮に負担がかかる薬剤を使う必要がありません。そのため、カラートリートメントをしても、髪は全く痛みません。

黒髪を明るく、出来るか、出来ないか。

髪が黒いのは、メラニン色素がある為、黒い色をしています。髪を明るくするためには、メラニン色素を破壊していかなければいけません。メラニン色素を破壊するためには、アルカリ剤と過酸化水素水(オキシドール)が必要です。ヘアカラー剤には、アルカリ剤と過酸化水素水が含まれているので、髪を明るくすることが出来ます。

トリートメントカラーには、アルカリ剤と過酸化水素水は含まれていないので、黒髪を明るくすることは出来ません。白髪などの明るい髪に色を入れることしかできません。

色素の持ちが悪くないか、悪いか。

結論から言うと、ヘアカラーの色持ちのほうが、トリートメントカラーに比べるととてもいいです。ヘアカラー剤は、髪の奥深くまで浸透して、色が発色するので、色持ちもいいし、色の入りも、トリートメントカラーに比べると、とてもきれいに発色します。

トリートメントカラーは、髪の表面に色素が付着するだけなので、シャンプーなどで洗っていくと、1週間くらいで色素が抜けていきます。そのため、白髪などを染める時は、毎日続けて、トリートメントカラーを塗るなどして、濃く染めていきます。

肌への刺激があるか、ないか。

アトピーなどの肌が弱い人は、ヘアカラーをすると、かぶれてしまったり、我慢できなくなるくらい、刺激を感じてしまうこともあります。また、ヘアカラーの染料であるジアミンという成分は、アレルギー反応を起こしやすい為、注意が必要です。

一方、カラートリートメントは、刺激の原因であるアルカリ剤やジアミンが入っていないため、頭皮に付着しても刺激になることはありません。通常のトリートメントとあまり刺激性が変わらないので、肌が弱い人がカラートリートメントをしても、比較的安心して使用することが出来ます。

 

パッチテストが必要なものがある

ここ数年の間で、トリートメントカラーを使った白髪染めは、とても普及してきました。いろんな種類のトリートメントカラーが市販されていて、ほんの少し白髪に色が入るくらいのものから、ヘアカラー剤のようにしっかり染め上がるものなど、たくさんの種類のトリートメントカラーが発売されています。

その中でも、パッチテストが必要なものと、必要ではないトリートメントカラーがあります。パッチテストが必要ということは、アレルギー反応を起こす恐れのある成分が入っているということです。これらのパッチテストが必要なトリートメントカラーと必要でないものは何が違うんでしょうか?

 

ヘアカラー剤が混ざっている

数年前のカラートリートメントは、現在あるカラートリートメントよりも、白髪への色の入りが悪いものでした。では、最近のカラートリートメントは進化したものかというと、そうではありません。薬事法の抜け道を探し出して、ヘアカラー剤が入っているものが増えているのです。

ヘアカラー剤に使われている染料の中でも、比較的安全なものは、化粧品登録できる色素があります。そのヘアカラー剤の色素を使って、トリートメントカラーが作られている商品は、今までのトリートメントカラーよりもヘアカラー剤のようにしっかりと染まります。

また、pHがアルカリ性になり過ぎないようなアルカリ剤を使って、通常のトリートメントカラーよりもしっかりと染め上げるので、使い続けていくと、髪への負担があり、少しゴワついた髪になります。

このような、ヘアカラー剤が入ったトリートメントカラーと、入っていないトリートメントカラーの見分け方は、パッチテストが必要か必要でないかで確認できます。ヘアカラー剤が入っていると、アレルギーの可能性が出てくるので、パッチテストが必要という記載がありますので、確認してみてください。

 

シャンプーの時は注意が必要

上記のような、化粧品登録できるヘアカラー剤が入っているトリートメントカラーは、ヘアカラー剤が入っていたり、微量のアルカリ剤が入っているからと言って、通常のヘアカラー剤比べると、髪の痛みもとても少ないし、頭皮などの肌への刺激も、ずいぶん少なくなっています。

ただし、注意が必要です。美容院などで染める場合は、シャンプー台で洗い流せるのですが、ホームケアで、トリートメントカラーをすると、お風呂でシャンプーをして、洗い流すと思います。お風呂でシャンプーをすると、洗い流したときに、顔を汚れたお湯が流れていきませんか?

顔には、目や鼻、口といった粘膜のある部分があります。粘膜は、通常の皮膚よりもデリケートで、刺激を受けやすかったり、感作性が強くなってしまいます。そのため、毎日、カラー剤の入ったトリートメントカラーを使っていると、肌の弱い人などは、かゆくなってしまったり、腫れ上がったりする可能性があるので、気を付けてくださいね。

 

まとめ

ドラッグストアなどで普通に販売されていると、そんなに危険な感じはしないですよね? ただし、化粧品登録できるからと言って、安全だとは限りません。

美容院で使っているパーマ液でも、化粧品登録できるものなどがあります。だからと言って、医薬部外品のものよりも安全で肌に優しいというわけでもありません。むしろ、化粧品登録できるもののほうが、手荒れを引き起こしたり、重度のアナフィラキシーショックを引き起こすものもあります。

僕は、このようなヘアカラー剤が入っている商品を使い続けていると、何年かたった後に、お顔や頭皮など、肌トラブルになる可能性が高くなると思うので、怖くて使えませんが、シャンプーで洗い流す際は、しっかり洗い流し、その後に、洗顔をするなど、顔にも残りづらくするなどの対策をして、使用することをおすすめします。

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